お社の神前に何の変哲もない石が座布団の上に鎮座している。「阿呆賢(アホケン)さん」と書かれてある。古くは「神占石」とも呼ばれ、心を込めて病気の平癒を祈りこの石を撫で 、悪いところをさすると回復を早めると信じられていた。 また「重軽石(オモカルイシ)」ともいわれ、手のひらで軽く三度叩き持ち上げると大層重く、その後願いを込めて三度石を撫でて持ち上げ初めより軽くなって居れば、願いが叶うと伝えられている。